2005年11月7日 千姫講 


日 時:2005年1月6日(金)12.00-13.00

場 所:兵庫県立大学新在家キャンパス E301演習室

出席者:くう、こっき、ひよこ、こたつねこ、kuma、なまこ案件:めがねプロジェクト報告 と書き損じはがきプロジェクト


めがね寄贈活動の背景

スリランカにはめがねのメーカーがなく、全て輸入品であるため45千円と大変高価であり、宝物である。

日本はスリランカからはたくさんの角膜をもらっている。これに対するご恩返しとして、目に関係するものを送ることは意味があると考えた

【今回のプロジェクトの特徴】

・大変反響が大きかったこと(初日から60もの問い合わせ電話がかかった。)

・ミニプロジェクトが自発的に立ち上がったこと

 <会社の中で、学校の中で、県庁で、様々な呼びかけがあり、輪が広がった

【プロジェクト成功の要因

1.どこの家にもあるものを募ったこと(ひよこ)

  めがねは大切なものであり、捨てがたい(kuma)

2.いつか何かしたいなあという気持ちをみんなが持っていて、それが行動につながった(こたつねこ)

  昨年のタオルプロジェクトも同様だった。(ひよこ)
  豊岡で何かしたいと思うけど、何をしたらいいかわからなかった人々が
  どこの家にでもあるタオルで復興協力できる、ということで多く協力してくださった

3.兵庫県は被災地であり、共感して行動する人が多かった(kuma)

   ↑必ずしも被災地ということが関係しないのではないか?(こたつねこ)

 ↑関係あると思う。めがねを届けた方は神戸の方が多かった。(くう)

 だれもが何かしたいという考えを持っていても、「行動」に移すにはエネルギーがいる

 その点、神戸の方はすぐに行動に移せたのかもしれない

 〈実際に経験するということの持つ力〉

 やはり経験があるということは大切。
 経験のないことを自分の問題として感じることは難しい。

関東で働いている時は、それほど実感なかったが、
  兵庫に帰ってきてわが目で災害地の様子をみてはじめてこたえた。(こっき)

映像を通してと、自分の目でみるものは違う(kuma)

4.コミコミの力(ひよこ)

マスコミ・口コミ・ジョイント

「呼びかけ」と「システム」の作り方がうまくいった

 記事を書いてくださった新聞社の力と、国際交流ならふれあいの会と協働したこと、知人に話を伝えていって周りの人と一緒に眼鏡を集めてくださったことが大きかった

事務局ほんとにご苦労さま

電話の応対、めがねの整理は大変な数だった。

岡田ゼミ生も手伝ってくれて有難かった

運動の出発点で

kuma「なぜそれをしなければならなかったのか?
   スリランカと眼鏡の関係が最初わからなかった。
   そこがわかってはじめて動くことができた。

情報を共有しているかどうかということも大事だ。

ひよこ:なぜスリランカにめがねなのか、を説明すること自体がめがねプロジェクトの重要な課題だった
     このプロジェクトのおかげでスリランカの角膜寄贈の話が伝えられたと思う。

信頼

・「加里屋さろん」の信用と県立大の信用があった

・お金だったら愛がこめられなかったかもしれない。

復興協力のこころ

ひよこ:確かに初動時、災害直後は募金も必要。
    「赤十字」JICAなどの専門機関の援助機関に任せればいい。

少し経過して人々が忘れ始めたころ、千姫プロジェクトなどが動けばよいのでは?

・今回のプロジェクトは「恩返し」であった。

 かわいそうだから、とか、貧困だからという理由で援助というのではなく

 相手を尊敬して、恩返しとして援助を行ったことに意義がある。

現地の方に感動された。国際交流的な意味を含むプロジェクトであった。

2.書き損じはがきプロジェクト

・15日のお年玉はがき抽選が終わったら「書き損じはがきプロジェクト」を呼びかける ・今年もkuma隊員が飛脚をしてくださる 記録:なまこ HP制作:ひよこ


2006/01/21 20:47:30更新

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