千姫プロジェクトだより
(2003.07/05更新)
第3回千姫ゼミ2003年7月4日(金)報告 と サービスメニュー表に関する論考
次回は7月18日(金)16.20-17.30です
出席者:ひよこ、こたつねこ、なまこ、プ〜、いるか 《ゲスト》姫路西校のコイワさん、シノハラさん
話題:
1.先回ゲスト オノさんからのメニュー表に対するご提案
「おねがい」「できますよ」のメッセージコーナーにハンドルネームだけでなく、おおまかな住所、たとえば 飾磨区、南部、とか年齢では、50台、40台女性、男性の区別があれば大方、その人なりが、わかって初めての場合お願いし易いかと思います。
というご意見について話し合いました。
・確かにイメージは沸きやすいかもしれない
・このような情報が知らない人にものを頼むときに有効なインセンティヴになればよいと思うが。
・そういう情報を入れるかどうかは隊員に任せた方がよいだろう
【メニュー表の意味そのものについて代表ひよこの私的な見解を下に論述しました】
2.充実した授業、尊敬できる先生
高校生の方々から、日本史の先生(深い知識、多面的な視点)、保体の先生(常に体験に裏付けられた発言、情熱家)の魅力について語っていただきました。
いるかさんからは、参加者自身が課題解決の智恵を出し合い、さらに先生が豊かな学識に基づいた教授を行なうゼミをご紹介いただきました。
ひよこも、自らが体験した「学生と真剣勝負(切れる刀で切り結ぶ)する先生」の話をいたしました。
教育ということについて再考し、新鮮な気持ちになれたひと時でした。
0 メニュー表が「やりとり」を促進する可能性はあまり高くない
【根拠】メニュー表に従ってエコマネーを流通させようという過去の実験の取引率は一様に低い
1.メニュー表をみて知らない人に申し込むことは少ない
★メニュー表をみて応募するというとき、余程のことがない限り、知らない人には申し込まない
2.メニュー表の意味は「パレットの例示」
★メニュー表を掲げる意味は、むしろこんな取引があるよ、という「パレットの例示」にある。
【根拠】メニュー表をみてやり取りに参加する人は、分類されたメニュー表を見ているのではない。定期的に「新着情報」をチェックして実行している。
そのことは、メニュー表に日付がない、という批判がでたとき、「日付はある」という声が上がったことでわかる。
新着情報ページにのみ日付時間が記載されているのである。
3.1および2のことを事実として認識する。
サービスメニューの提示に工夫をしてもやりとりの促進にはあまり貢献しないようである。
やりとりの促進は従来いわれてきたような、「サービスメニューの充実」とか「コーディネータ設置」とは別の道を考えるべきであろう。
【最近のすてきなやりとり事例の分析】
(1)実由希プロジェクト 《まさかのときの千姫だのみ》 (経緯は千姫井戸端No.701以下参照)
原因として依頼用件が次の要素をもつことが考えられる:
1.緊急性/期限付き これを逃してはならない、という気持ちが働く
2.簡易性 a. 半日とか1日拘束されることではない
b. 仕事内容が複雑でない
3.深刻性 誰もが「お助けしなきゃ」という気になる事件
全体アナウンスに関する原則 〈重要付記:事務局のコーディネート機能>
特に3が働くときには事務局が全体アナウンスすることができる とする
全体アナウンスの多用は事務局のコーディネート機能を機能させる
(2)100万人のキャンドルナイト (経緯は千姫井戸端No.694以下参照) 枝廣プロジェクト
上記1と2を満たしていた。加えるに
4.非場所性 アクションをそれぞれの居住空間において行なえる
遠隔地の隊員も参加できる
5.リアル性 両アクションとも掲示板(千姫井戸端会議ページ)で隊員が動きを見られたので、千姫プロジェクトに参加していることを実感できた
なおリアル性は、当該アクションを自分が実行できるかどうかによらない
copyright(C) 2003 Prof.Dr.OKADA Mamiko